【ヴァンガードZERO】公式オンライン大会が想像の10倍快適だった話
人類はみんな双剣覚醒が好き。そう言っても過言ではないくらい最近のヴァンガードZEROには勢いを感じる。
マジェもジエンドもファントムブラスターもどれも強くてかっこよくて楽しい。最高の環境。
環境には何の文句も無いものの、ランクマッチ以外の対戦がしたいなと思っていた所にとうとうやってきた、勝てば全国大会まで行く事が出来る、公式オンライン大会。
今回の公式オンライン大会はLobi tournamentという外部のツールを使用して行われる。
が、外部のツールやサイトを利用して行われるオンライン大会に対するイメージは正直あまり良くなかった。
最たる例はDiscordを使用するもので、トーナメント表を確認した後Discord上の指定されたグループに移動してまたその中で参加表明のチャットを打たなければならない。
また、1グループ内にいる十数人の参加者と一人の運営のチャットが流れるので自分に関係の無い内容でもチャットが流れてしまい一々通知が来るにも関わらず、その大量の通知の中に万が一自分の不手際で進行を遅らせているものがあったら迷惑になってしまうから見ないわけにも行かず、正直めんどくさかった。
そんな理由から気は重かったけれど、せっかく楽しく遊んでるし初めての公式オンライン大会、1度くらいは出てみたさはあった。
で、実際に出てみて一番最初に思った事は、めちゃくちゃ快適。
なぜ快適だったのか。大会の流れを交えて軽く説明していく。
~大会開始前~
大会の際にはLobi tournamentを使用するのだが、一言で言えばこれがDiscordを利用した大会と比べるとめちゃくちゃ楽で使いやすかった。
大会前に参加者が行うべき事はユーザー登録、エントリー、チェックインの3つだけだ。
①まずはユーザー登録。 もちろん1度登録すれば次回からはログインするだけになる。
②次にエントリー。 大会ページからエントリーボタンを押し、ユーザー名 ゲーム内のユーザーID 使用するクランなどを入力する。
使用するクランはチェックイン直前まで自由に変えられるので決まってない時は適当で良い。
ちなみにユーザーIDを入力をする事が大会参加にあたって最もめんどうだった。
③最後にチェックイン。
大会開始の約1時間前にチェックイン開始するので、大会ページでチェックインボタンを押すだけで終わり。
チェックインしないと大会に参加する事は出来ないが、逆に言うとチェックインさえしなければバックレても誰も困らないシステムになっているので安心だ。
定員の倍ほどのエントリーが現状集まっているため、大会当日に出れるか分からないけど… という方も早めにエントリーだけでもしておくのがおすすめだ。
~大会開始後~
チェックインして大会開始時間になるとトーナメント表が公開される。
ログインしていれば自分の対戦カードへは1タップで飛べるようになってるので膨大な表から自分の名前を探す手間は無い。
④対戦カード上で左のプレイヤーが部屋を作り、ルーム番号を伝える。
右側のプレイヤーはルーム番号をゲーム内で入力して入るだけだ。
⑤対戦後は勝者側が僅か2タップで出来る勝利報告をし、それに誤りが無ければ敗者側が了承ボタンを押すだけで終わり。
大会のルールがかなりシンプルでLobi tournamentも余計な機能を極力省いてくれているのでまず起きないとは思うが、何か困った場合や、対戦相手とトラブルになる事もあるかもしれない。
そんな時は対戦カード内にある、主催者を呼ぶというボタンを押せば良い。
主催者にわざわざ連絡する必要は無く、1ボタンで済む。
先日決勝まで残った際に軽くやりとりをしたのだが、主催者(Well Played)はとても丁寧な対応をしてくれたので困った事があれば怖がらずに押して良い、恐らくすぐに対応してくれるだろう。
まとめると
①ユーザー登録orログイン
②エントリー
③チェックイン
④ルーム作成or参加
⑤勝ったら勝利報告、負けたら承認。
この5つが大会参加にあたっての全行程になる。
ツールの出来が良く、それほど多くない手間で大会に参加出来る事はある程度わかってもらえたかと思いますが、大会に対する障壁はまだまだ様々な箇所にもあります。
それらも快適さが比較的解消してくれているように感じました。
・時間的拘束
いくら大会参加が楽だとは言え、やはり大会というと休日1日が潰れるくらいのイメージを持ちがちです。私もそのつもりで、その日の予定を全部空けて大会に参加しました。
貴重な休日1日潰してカードゲームの大会に参加する事って誰しもが出来るわけではありません。
ところが私は時間のかかるデッキを使っていたにも関わらず、大会開始から僅か1時間で準決勝に。
準決勝に進んだ段階で賞品の1000ジェムは確定。ちょうど10パック分になります。
たった1時間、たった4連勝で賞品確定ラインに入る事が出来、後一つ勝てば3000ジェムと称号が確定、更に最後の試合に勝つ事が出来たら5000ジェムと称号、全国大会の出場権利を得られてしまう。
ただし、準決勝、特に決勝は配信のための録画があるのでこれまでよりは時間がかかってしまいます。
とは言え、大会開始から2時間20分で決勝までの試合全てを終えられたので時間的拘束はかなり短いほうでしょう。
今の所は昼の12時20分から大会が始まっているので、もし夕方に用事があっても安心して参加する事が可能です。
ちなみに負けたらその時点で終わりなので勝者側の勝利報告の確認さえすれば後はスマホぶん投げてふて寝してもいいし、気分転換に出かけようが何したって良い。とにかく気軽なのが良かったですね。
大会参加も簡単、拘束時間も短い、でも資産や実力が… という方ももちろんいるでしょう。
・資産
ヴァンガードZEROはカードが揃いにくいです。
そのためデッキが未完成だとついつい参加をためらってしまいます。しかし必ずしも完成されたデッキである必要性はありません。
実際に優勝している方もファントムブラスタードラゴンが2枚しか入っていない、ジエンド持ってないからオバロフォウルで出た、など未完成である事がザラにあります。
カードが揃っているに越した事はありませんが、揃っていなくても優勝出来る事は結果が証明してくれています。
むしろ資産が無い人こそ出るべきで、ちょっと勝てば大量にパックをもらえる良い機会です。
そもそも大会に出る=フレンドファイトの回数をこなす事になるので自然とミッションが達成されてパックがもらえる点も見過ごせません。
・実力
もし自分の実力が大会に出るようなレベルじゃないなと思ってる方は自分がレジェンドランクになって4連勝した事があるかを思い出してください。
恐らく大体の方がした事があるんじゃないかなと思います。 ただもしかしたらそれはたまたま、だったのかもしれません。
ですが、そのたまたまが大会でも起きたら4連勝し入賞、つまり賞品がもらえます。 なんだかいけそうな気がしてきませんか。
・マナー
大会に参加する人はマナーが悪い人が多い、真剣なので仕方ないが怖い人が多い、というイメージがあるかもしれませんが、少なくとも今の所そんなプレイヤーには当たっていないしそう言った話も耳に挟んでいません。
そもそも自分からよほど積極的に動かない限り、コミュニケーションを取るタイミングが存在しないんですよね。
強いていうなら対戦前の挨拶ぐらいですが、オンラインの対戦前の挨拶でマナーの悪さを醸し出せる奴はむしろ才能の塊です。
準決勝で勝った時の私の対戦相手は悔しいはずなのにも関わらず「決勝頑張ってください」と言ってくれるほど紳士的なプレイヤーだったり、暖かいプレイヤーのほうが多い印象です。
・賞品って嬉しい
4連勝したら賞品がもらえると言っても、勝てるかどうかは分からないしその分の時間で働いて課金をしたほうが当たり前の事だけれど効率は絶対に良いでしょう。
でも課金では無く、運営からのお詫びの品やログインボーナスでもらった誰でももらえるパックでもなく、大会に参加して自分が勝った事で自分だけがもらえるパック。中身は全く同じなんですけど特別な感じがして恥ずかしながら、私はすごく嬉しかったんですよね。
幼稚園児の頃に運動会のかけっこで1番になったり、夏休みのラジオ体操に参加し続けた賞品、ご褒美でジュースなどを貰った事がある人、けっこういると思います。
ああいうので貰えるジュースって大体は聞いたこともないようなメーカーの安っぽいジュースなのに、普段飲んでるものよりもおいしく感じたんですよね。
精神が幼稚園児の頃から成長してないのはさておき、賞品って本来の価値以上のものが含まれてるのかもしれません。
・公式配信放送の存在
僅か1時間で準決勝。それは気軽さ、快適さを示していますが、同時にあっさりしすぎて薄味に感じる部分も正直ありました。
ですが、それを色濃くしてくれたのが公式による決勝配信放送。
そこまで規模がでかいわけでもないトーナメントでちょっと上のほうに行っただけなのにそれをyoutubeで何百人が見てくれている。
しかもシャドウバースの世界大会の実況もしていたkuroebiさんが自分の見るに耐えない試合を実況してくれてる、これけっこうすごくないですか。
シャドウバースだけ見てた時はkuroebiさんのすごさって正直よく分からなかったんです。シャドウバースの実況=kuroebiみたいなのが頭にあったからかもしれません。
でも彼がMTGの実況をいつだったかした事があった時、しばらくMTGに触れていなかったのにも関わらず、すごく勉強されていて現役プレイヤー以上に分かりやすく、当然聞き取りやすく実況していて感嘆した事がとても記憶に残っています。
負けた事はもちろん悔しいけれど、そんな人に実況してもらえたのは素直に良い思い出になりました。
おまけに配信に試合が映った事によって自分より上手い人がここはああしてたほうが良かったよって教えてくれたんです。 これだけ色々得られてその上学べて強くもなれる、最高か。
大会に参加に関わる手間が少ない割に満足感が高く、身も蓋もない言葉に言い換えると、ヴァンガードZERO Championship、とんでもなくコスパが良い大会。
当初想像していたよりもずっとずっと快適だった事に驚く反面、実は私と同じように、いやそれ以上に大会が苦手な、大会アレルギー持ちの人ってけっこういるんじゃないかと思い、長々と書いた次第です。
参加しないと分からない要素が多かった、やや不透明なオンライン大会の実際の流れを書く事で、少しでも大会へのハードルが下がってくれたら幸いです。
ここまで読んでくれてありがとうございました。
※03/27 18時から第2回大会のエントリーが開始されますので興味を持った方は是非。